暑い中でのオリンピック開催でしたね。
オリンピック開催についての賛否両論はさておき、自国開催ということで熱中して見ていた方も多いのではないでしょうか。
店主はテレビをあまり見ないタイプなので、完全にニュースのダイジェスト頼りでした・・・笑
本日は、かなり良いラインナップになった秋冬の入荷生地の一部を御紹介したいと思います。
新作生地入荷のお知らせ
< 目次 >
先に書いておきますと、かなりの情報量(写真・文字多め)なのでお時間ある時に見てください。
ブログをご覧の方が今年は何を作ろうかなーと、参考にして頂けるようなページになればと思って書いていますので長いです 笑
それと、御紹介する生地に近いイメージで過去に制作したページもリンクを貼ってありますので、そちらも合わせて御覧下さい。
カラーメルトン素材
ピーコートなどの類はもちろんですが、ブルゾンなんかにもお勧めできるメルトン素材のカラーバリエーションが一気に増えました。
元々この手の厚手素材はベーシックなブラック、ネイビー、グレーなどが多かったんですがカラー系が充実しました。
メンズもレディースも発色綺麗なアウターを希望される方には朗報です。
カジュアルなジャケットやパンツとしても良いかもしれませんね。
シンプルなデザインで仕立てても生地の存在感があるので仕立て映え間違いないです。
日本の気候で着る事を考えても現実的な生地の厚さですし、オーダー意欲がわくラインナップです。
それでは色のご紹介。
メルトン – イエロー
メルトン – ライトグリーン
メルトン – レッド
メルトン – ラベンダー
メルトン – ディープパープル
メルトン – パープル
メルトン – ブルー
メルトン – ライトブルー
メルトン – ライトグレー
メルトン – グレー
メルトン – ミディアムグレー
メルトン – ブラウン
メルトンは素材上、保形性も高い素材なので形がしっかり出ますし、ステッチを入れた時の凹凸感がデザインにもしやすいのでシンプルなコートでもオーダーしがいがあると思います。
コーデュロイ系の素材
まずは一般的なコットン素材のコーデュロイをご紹介。毎シーズン定番で取り扱いしています。
スーツ、ジャケット、コートなんでもOKです。
ミジンココールと呼ばれる細畝のコーデュロイです。
色展開も多く厚さもそれほど無いのでスーツ、ジャケット、薄手のコートなど汎用性が高い素材の一つです。
どちらかと言うとライフスタイルオーダーではレディースよりもメンズに人気の素材かなと思います。
あとは他のオーダーショップだとあまり取り扱いが無い、太畝のジャンボコールも取り扱いあります。
当店 3ウェールくらいの極太コーデュロイもありますので、太畝のコーデュロイ探しているけど中々普通のよくあるオーダーショップでは取り扱いが無いので、探してたんだよね。
と言う方は是非ライフスタイルオーダーへお声掛け下さい。
余談ですが、ウェール(wale)とはコーデュロイの畝の太さの見方となりまして、2.54cm(1インチ)の中に畝が何本あるかで決まります。
なので数字が低いほど太いと言うことです。
コーデュロイの見た目は好きだけどシワが気になるので敬遠している方には、ウールコーデュロイがおすすめです。
風合いもかなり柔らかくふっくらとした印象。
着用した感じもコットンのコーデュロイに比べて、シワはほぼ気にならないです。
ツイードジャケットに合わせるパンツなんかにもお勧めできます。
もちろんスーツもいけますよ。
注目の生地はこちら
bedfordcord – ベッドフォードコード
英国ベッドフォードの街に因んで付けられたこちらの生地は、コーデュロイのような縦畝(ウネ)がある素材。
Weightで書いても分からない方も多いので、簡単に書くと普段皆さんがスーツで着ている生地の3倍〜3.5倍くらいの重量があります。
めちゃくちゃ分厚い生地が好きな人が使う素材かなと思いますが、ブルゾンやトラウザーにしたい素材の一つだと思います。
初心者にはちょっとレベル高い気もするので、オーダー何回かしている方(重いので特に男性)にオススメ。
余談ですが、この手の生地は高額になりがちですが結構優しいプライス設定です。
こちらが色違い。２色展開で濃色は展開がありません。
オフホワイトの方は制作予定です。
秋冬スーツ系素材
こちらは店主もよくこの時期にオススメしてきたキャバリーツイルやウィップコードのシリーズ。
キャバリーツイルなど、この類の生地の特徴としては毛足が少ないながらもしっかりとした手持ち感でハリコシがあるところ。
伸縮性は柔らかい生地に比べありませんが、その分シワにも強く耐久性もあります。
またしっかりした素材なのでシルエットが綺麗に仕上がります。
色々なメーカーからこの手の生地は出ていて、厚さも金額もマチマチですが、逆を言えば作りたい用途に合わせて選べる範囲も広い素材の一つです。
スーツはもちろんジャケットやパンツにもオススメです。厚手はコートもオススメ。
こちらはまだ見本帳としては完成していませんが、新作生地です。
ウールギャバジン。系統としてはキャバリーツイルに近いので一緒に紹介しようと思います。
コットンギャバも定番ですが、意外にラインナップにありそうでなかった目付とウール素材のギャバジンです。
もちろんコットンでは無いのでシワも気になりにくいですから、セットアップでもオススメ。
風合いはちょっとコットンスーツの香りもするカジュアル過ぎず綺麗目なお仕立てが◎
キャバリーツイル同様に毛羽がないですし綾目(斜めに入った斜文線)がフラットで、生地厚は見た目より割としっかりしているので、仕立て映えする生地の一つです。
こちらはウールコットンデニム。1色展開。
コットン100%のデニムとは異なりウール混紡なので柔らかくしっとりしたデニム生地です。
昨今定番になっているデニムスーツやデニムジャケットを仕立ててみたい方にはエントリー素材としてもオススメです。
ウールコットンデニムの生地厚はそれほどありません。シーズンレスで使える1着になりそうです。
定番の100%コットンのネイビーデニムやブラウンデニム、カーキデニムなどは変わらず取り扱いしているのと、コットン100%のデニムも新色を追加し充実しています。
<オーダー参考イメージ>
以前に御紹介したデニム素材を使用したオーダーはこちら
お次は何度かご紹介した事もある玉虫色の変化が特徴的なソラーロ(サンクロス)です。
<オーダー参考イメージ>
最近ソラーロを使って御注文頂いたスーツも御紹介しています。
なんとも言えない色味なんですが、角度によって雰囲気が変わるのが醍醐味。
経糸(タテイト)と緯糸(ヨコイト)それぞれ違う糸で形成されているのでこう言った見え方になります。
上の段が表面、下の段が裏面になります。
ソラーロはクラシック素材で定番の一つですが、色のパターンや素材のパターンも現在は様々。
根強いファンがいるコレクションの一つです。
こちらはフランネルです。
コート、ジャケット、スーツ、パンツ全てに使用される冬の代名詞的な素材。
無地系の展開が多いので冬のコーディネートのお供に好きなアイテムで一つは作りたい素材です。
個人的には、やはり毎シーズン定番の英国フランネルが好みですが、手頃なイタリア系のフランネルも御用意しています。
<オーダー参考イメージ>
以前にフランネル素材を使ったスーツも御紹介しています。
カジュアルスーツのオーダーメイド
ストレッチの効いたジャージー素材
春夏でお問い合わせも多く御注文頂いたカジュアルスーツ向けのジャージー素材。
秋冬用にウールジャージーも入荷しています。
春夏のジャージースーツはコットン素材ですが、秋冬に切り替わりウール素材になっています。
着用時のストレスがなくストレッチも効いているので、春夏でデビューした方も多いのではないかと思います。
ビジネス用以外にカジュアル使いのセットアップスーツ用としてもオススメの素材の一つです。
結構伸びるのでウエスト周りや背中周りの可動域が着ていて楽です。
こういったジャージー素材に合わせてドローコード(紐仕様)タイプのパンツデザインにするのも◎
カジュアルなセットアップスーツをオーダーする際には挑戦してみるのもオススメです。
<オーダー参考イメージ>
ジャージー素材を使用した過去の制作実績はこちら
冬のジャケット素材
店頭には種類が尋常じゃなくありますが、簡単に一部入荷したジャケット見本帳から御紹介します。
レッド×ブラウン格子
ツイード素材は先日のブログを御覧ください。
大振りのチェック柄。
スーツでは難しいけどジャケットなら挑戦しやすいという方も多いと思います。
定番格子系からカラー系。格子も大小豊富です。
こちらはフェミニンな香りのジャケット生地でメンズ、レディースともに使いやすい素材です。
柔らかい風合いと表面感に特徴があるシリーズで、毎シーズン取り扱いしています。
ちょっとヴィンテージライクなジャケット生地も入っています。
柄は入りますがベースの色のトーンが落ち着いているので、意外に柄は落ち着いて見えるため柄物ジャケットのデビュー戦をこれから飾る方にはこのくらいが良いかもしれません。
こちらに制作実績を一部まとめて掲載しています。
※レディースも単品オーダージャケット承っております。
ラグジュアリーコート素材
カシミヤコートのオーダー
オーダーコートで毎年必ずご注文がある素材と言えば、カシミヤコート生地。
防寒性充分なしっかりとした生地感。
綺麗な毛並みには適度な光沢感があり、ラグジュアリーなカシミヤコート生地です。
色もベージュ系、グレー系、ネイビー系、ブラックと定番色は手厚いラインナップです。
カシミヤは小さい渦を巻いたような上質な質感と肌触りの良さからレディースコートでも人気の素材の一つです。
価格については意外に幅が広く、グレードの高いカシミヤ生地もあります。
こちらはキャメル素材。
本来ジャケット向けのソフトタッチな生地なので薄めですが、羽織る程度のガウンコートなんかでしたら良いと思います。
珍しいカシミヤのトレンチコートの制作実績もあります。
レディースカシミヤコートはこちら
カシミヤまではいかなくても良いけど防寒性と軽さを重視したい方にはこちらのウール100%ビーバーフィニッシュ。
色は6色展開で国産です。
18.5マイクロンという繊維の細さの表示なんですが、一般の方が商品で見る数値だとSUPER●●●’s(スーパー●●●)などの表示を見かけたり聞いたりすることがあると思います。
こちらのビーバーフィニッシュはSUPER100’sなのでデイリーユースにピッタリです。
カシミヤのような毛足があり軽いタッチもそうですが、かなり柔らかい着心地を提供してくれます。
女性のお客様に特に要望の多い、防寒性が欲しいけど軽い方が良いという反比例する希望をかなえてくれる素材の一つです。
何より価格も抑えめに作れるのも有り難いポイントです。
画像はありませんが、近い雰囲気でスカイフォールという生地があるんですがそちらも同様にオススメなので、色の展開や費用感で選んで頂くと良いかと思います。
番外編
ベルベット素材
15年くらい前に私もニーディックのベルベットジャケットをよく着ていました。
こちらは国産のベルベットですので価格も良心的で品質も◎
コロナで機会は減少していますが、ドレスアップするパーティーシーンやちょっとした特別な日に向けてのジャケットやセットアップなんかでも良いですね。
オーダーメイドコートまとめ
かなりボリューミーな内容になりましたが、秋冬のコート、ジャケット、スーツなどに合わせて素材も充実しています。
今シーズンは特にツイード系やメルトン、キャバリーツイルやウィップコード系が去年よりも取り扱い数が増えており、秋冬に向けた厚手素材は店主もしっくりくるラインナップに揃えられました。
コートを含めたアウター関連は新しくゼロベースで店主がデザインした3型も制作中です( 準備は早かったのに修正しまくっていて遅れてますが・・・orz )
一般的なビジネスまたはビジネスカジュアルなど決まった形やデザインでしか対応出来ないテーラーショップとは異なり、持ち込みデザインなどカジュアル用途でのオーダーも多いライフスタイルオーダーですが、今年は更に男性女性問わず御要望にお応え出来るかと思います。
アウター関連は既にちょっと詰まってきていますが、これからもっと混むのでコートの御依頼は余裕を持ってお早めの御依頼をお願いします(特に男性のお客様)・・・笑
それでは御予約をお待ちしております。
店主
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当店は東京 「白金台駅」より徒歩3分(東京メトロ南北線・都営三田線 – 出口1より)
JR目黒駅から徒歩10分の場所にあるオーダーメイド専門店です。
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ビジネススタイルからカジュアルスタイルのオーダーまで幅広くご注文頂いております。
結婚式のタキシード・ウェディングスーツなどのフォーマルウェアに関するオーダーも承ります。
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