※2023年現在、こちらの商品のオーダーは休止しております。
オンラインショップの在庫品限りの販売で、取り扱い終了となりますのでご了承ください。
lifestyleorderが日本製にこだわるのは日本の技術の素晴らしさを知っている事と、日本の伝統的な技術が無くなる事なく再認識してもらう為です。
自社の利益だけではなく高齢化していく職人さんと共存していくために、技術や感性を活かして新しい形で表現していく事は、とても重要な事だと思いLIFESTYLEORDERでは独自の商品開発に取り組んでいます。
「AMAYORI」
今回ご紹介するのは甘撚りのセッテピエゲの新作。
甘撚りに関する詳細は以前のブログを宜しければ御覧下さい。
糸から選定しシルク生地を織りあげ最高峰の製品であるセッテピエゲ。
セッテピエゲは芯を使わず通常のネクタイよりも贅沢に生地を折り込んでいく事で生地の分量もそうですが技術が問われる製法です。
こちらは霜降り柄が特徴的なシルクメランジのセッテピエゲ。
長さや太さはもちろん巻き方に合わせたノット位置やボトル型等のシルエットも含めて細かくオーダーネクタイとしても承りますが、その場での御購入も可能となっております。
オーダーセッテピエゲネクタイ①
紅華色(べにかば):抜ける様な桜色のピンク系
樺色の赤みの強い色を紅樺といい、樺色は18世紀頃に茶系の色の流行から生まれた当時では新しい色名であったとされています。
オーダーセッテピエゲネクタイ②
灰桜(はいざくら):グレーがかったくすみのあるピンク系
英語表記ではオフニュートラルなどあいまいな表現がある中で、日本語には英語の様な分類名称がなかったため灰色がかった桜色を灰桜と呼んでいます。
オーダーセッテピエゲネクタイ③
菫色(すみれ):淡く柔らかい印象の紫系
明治後期に与謝野晶子らが主宰した雑誌の「明星」に拠る叙情詩人の一派は星菫派と呼ばれ、以後も菫(すみれ)色は文学的色名として愛用されてきました。
オーダーセッテピエゲネクタイ④
ミッドナイトブルー:黒に近く留紺のような暗い青系
1915年に登場した本色は英語で真夜中の青という色名が付けられていますが、一説によると明(みん)の時代の中国製磁器の釉薬(ゆうやく)の青い色からとられた色名で元々はミンブルーだったとも言われています。
オーダーセッテピエゲネクタイ⑤
アイヴィグリーン:木蔦のような柔らかい印象の緑系
最初に木蔦の一種アイヴィが色名になった1892年にはフランス語で「リェール」と呼ばれていましたが、1902年に現在の色名であるイギリス原産の木蔦の色からとられた「アイヴィグリーン」という色名になりました。
オーダーセッテピエゲネクタイ⑥
錆納戸(さびなんど):ややくすんで灰色を帯びた青系
錆御納戸と「御」の字がつく事がある本色は、納戸色が徳川家の江戸城の納戸から始まった事を表していると言われています。また、錆は色の形容ではなく「寂び」の美意識を表現されていると言われている粋の色です。
オーダーセッテピエゲネクタイ⑦
カッパーレッド:銅のような赤銅色の赤系
やや暗い赤茶色は銅(copper|カッパー)が酸化した表面色を表す色名とされていて、日本でも銅は「あかがね」と言われ赤銅色(しゃくどういろ)という形容色にもされています。
オーダーセッテピエゲネクタイ⑧
キャロットオレンジ:黄色がかった人参のようなオレンジ系
現代の我々からするとそのまま人参色のオレンジ色ですが、人参色が初めて色名として利用された時は「キャロットレッド」と呼ばれていたそうです。
オレンジは元々は赤と黄を混ぜ合わせる事で出来る二次色ですが、西洋ではオレンジが二流の色と考えられていた為、当時は赤を強調した「キャロットレッド」を使用していたとされています。
オーダーセッテピエゲネクタイ⑨
セピア:暗い黒褐色の茶系
アパレル関係の方や写真に携わる方で由来をご存知の方も多い本色は、烏賊(いか)の墨汁嚢(ぼくじゅうのう(袋))を太陽にさらして乾燥し細かく砕いて絵の具にしたのが始まりとされています。
古代には文字を書くインクとして用いられていた説を考えると、歴史のある古い色である事がうかがえます。
オーダーセッテピエゲネクタイ⑩
縹色(はなだ):薄い藍染めの色の青系
日本の青の原点とされる本色は中世では「花田色」という字があてられ、江戸時代になるとさらに簡略化されて「花色」と呼ばれていました。
江戸時代にはその花色木綿が最も広く用いられた青の染色になったそうです。
オーダーセッテピエゲネクタイ⑪
鉄色:黒ずんだ青緑色系
元々の色の由来は藍染めの一種で白膠木(ぬるで)という樹木の葉に油虫が寄生して出来た瘤(こぶ)に含まれるタンニン質の煎汁で上染めをし、最後に酸化した鉄汁の液に付けて仕上げられた黒に近い青緑色だったようです。
オーダーセッテピエゲネクタイ⑫
モロッコ:赤褐色の茶系
本色はモロッコ特産のなめした良質なモロッコ皮が由来とされています。
英語では「モロッコレッド」や「モロッカン」などと呼ばれ、モロッカンは古来、赤色人種と信じられて来たエジプト人の肌色から連想され生まれた色とされているようです。
オーダーセッテピエゲネクタイ⑬
フォイーユモルト:落ち葉のような落ち着いたオレンジ系
フランス語で枯れ葉を意味し、日本語の色名であれば「朽葉色」になります。1890年台には英語で「オータムリーフ」と呼ばれるようになりました。
しかしなが「オータムリーフ」は暗い色のオレンジ色であり散った落ち葉の色をさす事から「デッドリーフ」というべきであるとの意見もあるようです。
オーダーセッテピエゲネクタイ⑭
ハンターグリーン:暗くくすんだ緑系
狩猟用の装備の色を指し、狩猟者の服によく用いられた暗いくすんだ緑色として19世紀に一般的に使われる様になりました。
国により狩猟の色は違うようでフランスの狩猟服の色は緑よりは黄土色に近い色で「トン・ド・シャス」と呼ばれているそうです。
諸事情で2色アップ出来ませんでしたが、赤系の「葡萄色(えびいろ)」と「バーガンディ」も取り扱いあります。
当て色ですが、色について調べてみると奥深くより一層とこだわりを持てる部分なのか思います。
糸から選んで織りあげられて縫製された最高級のセッテピエゲではありますが、難しく考えずに色の響きや背景から好みの一本を選ぶのも乙かもしれません。
本製品は即売とオーダー双方に可能です。
店主の至らないカメラワークの写真では伝わりきらない、こだわりのカラーを是非店頭で御覧になってみて下さい。
ではでは
店主
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