クラシックな色柄かつ堅牢でしっかりとしたフォルムや重厚感が好きな方は、イタリア生地よりもイギリス生地を求める方が多いと思います。
本日は春夏シーズンでも何度かご紹介していた、アンダイドウール(無染色)を展開しているマーリンエバンスがカット販売を終了したことに伴い、ダグデイルブラザーズから新しくリリースされたバンチ(生地見本帳)を紹介したいと思います。
中身はマーリンエバンスですが、該当コレクションからのご注文分はダグデイルブラザーズのタグが付きます。
販売代行のような形になるようですね。
マーリンエバンスタグは反物で仕入れているメーカーからのリリース分になると思いますが、元を辿れば色展開はこのフルラインナップからピックアップして反物で仕入れてからカット販売されているものになると思います。
これからご紹介するコレクションは全部で5冊のセットになっているんですが、現時点では3冊の入荷となっていまして、近日残りの2冊も入荷する予定となっています。
また、第一便となる入荷数は5セット程度しかないようなので、現時点で取り扱いしているお店はかなり限られると思いますので、興味のある方は是非店頭でご覧頂ければと思います。
それではまずは3冊のうち1冊目として、アンダイドウールを使用したコートコレクションからご紹介したいと思います。
アンダイドウール
コート生地のご紹介
生地のボディは720gmsと結構なヘビーウェイト。
ロング丈になるとかなりの重量感を感じるウェイトですが、好きものの人にはこれくらいでちょうど良いでしょうか。
色の展開はアンダイドウールなのでナチュラルな仕上がりですが、思っていたよりも柔らかく基本的にはコート用としての利用が多くなりそうですが、ジャケットなんかでも良さそうです。
OVERCOTING 720gms/23.5oz
Undyed British Wool
コート用のアンダイドウール素材の展開はこちらの10柄です。
アンダイドウール
ジャケット&スーツ生地のご紹介
続いての2冊目は生地ボディが、300gmsと370gmsの2種類展開。
ジャケットとスーツをターゲットとしたコレクションバンチです。
スーツの方が300gmsと目付けは軽いんですが、370gmsジャケットの方が価格は手頃という妙な価格設定がされていて370gmsのウェイトは秋冬のジャケットとしては、日本の気候下では着膨れせず防寒性としてもちょうど良い気がします。
Jacketing 370gms/12oz
Undyed British Wool
ジャケット用の展開はこちらの24柄
Suiting 300gms/10oz
dyed British Wool
スーツ用の展開はこちらの8柄
アンダイドウール
ジャケット生地のご紹介
最後の3冊目は生地ボディが、320gmsのアンダイドウールと330gmsメリノウール100。
WinterJacketingというコレクション名の通りジャケットのターゲットですが、アンダイドの方はスーツでも全然いけそうです。
一度アンダイドウールでオーダーしたことがある方は分かると思いますが、アンダイドウールはナチュラルな仕上げの良さがある反面、毛足の肌当たりが気になる方もいるので仕立てる方法として、パンツに関しては総裏仕上げにするのも方法の一つです。
Undyed Wool 320gms/10oz
こちらのコレクションに入っているアンダイドウールは11柄です。
Merino Wool 330gms/10.5oz
こちらのコレクションのその他はメリノウール100%で色柄ラインナップが増えて28柄です。
このメリノウールの方は柔らかい風合いと綺麗な発色です。
パンツは抜けそうなんでジャケット専業として見て頂いた方が良いと思います。
英国生地番外編
チェビオットウールコート生地ご紹介
英国生地の代名詞ハリソンズからはヘビーウェイトのコートコレクションとして、英国よりSpringRam Coatingも入荷しています。
本コレクションは625/655gms 22/23ozと、充分すぎる重めのボディ。
スーツコレクションでspringramがありますが、バッキバキの2plyと3plyのコレクションとなっていて好きな人にはたまらない強撚シリーズですが、それのコートバージョンが満を持して登場と言ったところでしょうか。
コートコレクションの方はミックスの糸色使いでヴィンテージライクな色合い。
ブレンドされたチェビオットウールはイギリスで最も古い品種の一つであり、弾力性のあるタフな生地感そのままにシワにも強い生地に仕上がっています。
ジップアップのブルゾンなんかでもカッコ良さそうですが、王道にいくなら堅牢なコートデザインにオススメしたい逸品ですね。
色展開は全部で6色。
生地をアップで見てみると綾目がしっかりしているのが分かると思いますが
裏面を見ると表側にほんのり感じるグリーンが入っているのがわかりますね。
他はブラウン、グリーン、ネイビー、グレーなどの定番色となっています。
そもそもこの手の生地を選ぶ方は派手な色味を求めていないと思いますので、充分なラインナップかと思います。
と言うことで、今回は秋冬シーズンに入り本格的に寒い時期にコートやジャケットで着たいと思う英国生地をご紹介してみました。
日中はまだ暖かい日もありますが、冬はあっという間にやってきますので衣替えのご相談はお早めに。
ご予約お待ちしております!
過去にご紹介したアンダイドウールの仕上がり例もご紹介しておきます。
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