タキシードは正礼装に繰り上げされていますし、いまや結婚式の新郎衣装でも定番スタイルとなっています。
良くフォーマルウェアであるタキシードは一般のお客様に間違った解釈をされている事がありますが、色々なお店で何でもかんでもタキシードと書いてあるので無理はないかもしれません。
正しい認識の為にも改めてタキシードのデザインをご紹介します。
タキシードのデザインには決まりがある
そうなんです。タキシードとはフォーマルウェアですので決まりがあります。
ざっくりとですが、オーダーに関してのポイントは以下です。
①拝絹付き:ラペルの部分に光沢素材で生地の切替
②腰ポケット:ラペル同様の素材でフラップ無しの両玉縁ポケット
③側章:パンツの側面にラペル同様の素材で1本
④釦:ラペル同様の素材でクルミ釦
衿の形はピークドラペルかショールカラーのいずれかが基本です。
今回オーダー頂いたタキシードは剣先の尖ったピークドラペル。
ラペル(下衿)の部分がサテン素材になっています。
タキシードのディティール
腰ポケット部分です。デザインはフタ無しの両玉縁ポケットです。
室内着用の際はフラップ(フタ)が不要なので、フォーマルウェアの正装としてはフラップ無しの両玉縁が一般的になります。
こちらは胸ポケット
一般的に流通しているデザインですと、本体と共布が使われていますが今回はアレンジを加えているのでサテン素材を胸ポケットにも使っています。
タキシードのクルミ釦とは
読んで字のごとくサテン素材でくるんだ釦を使用しています。
釦の付け方も拝み釦と呼ばれる内側と外側の両方に付いたタキシードならではのフォーマル釦になります。
こちらは袖口のクルミ釦になります。
アレンジしているので第一釦の穴カガリ糸のみ色を変えていますが、よくある派手な色を使って下品にならないように抑えめのグレー色に。
本来は同色で黒生地なら黒の穴カガリ。紺生地なら紺の穴カガリです。
タキシードの側章とは
側章(そくしょう)とは普段の生活ですと中々使わないので聞き慣れないですが、タキシードと呼ばれるフォーマルウェアには1本付けるのが正式とされています。
実物を見た事がない方も多いようなので掲載しておきます。
タキシードの裏地はこの際遊ぼうという方向になりましたので、おめでたくゴールドのペイズリー柄の裏地を採用しました。
こだわりがかなり強いお客様でしたので、タキシード本来のフォーマルウェアに対して、アレンジを加えたオーダーメイドタキシードスタイルとなりました。
こだわりのタキシードをオーダーメイドで検討されているお客様は是非当店へご相談下さい。
フォーマルなタキシードスタイルからカジュアルな新郎衣装まで承ります。
ではでは
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